2012年 06月 03日
WARRIOR
|
今年のはじめにチケットが取れてから約半年間、ずっと心待ちにしていたお芝居がある。
TEAM NACSの本公演「WARRIOR」。
彼らの舞台は、DVDでは何度も観たことがあるけれど、生で観るのは今回が初めて。最近では、いろんな媒体で特集される中、「今、日本で最もチケットが取れない劇団」と評されているのを目にして、1階3列目のチケットが取れたことに奇跡を感じた(笑)。
場所は、赤坂ACTシアター。
地下鉄赤坂駅から地上に出て建物を見上げると、大きなパネルがお出迎えしてくれた。
これでお芝居への期待も最高潮!いよいよ彼らの本当の姿が見られる!そう思った。
もともと歴史には疎いので、話の筋を追うので精一杯かな?と思ったけれど、全くそんな心配は要らなかった。今回の一番の見どころでもある迫力のある殺陣や、映像を交えた演出、テンポ良く進む物語にぴったりと合わせられた音楽、そのどれもがため息が出るくらいにビシッと決まっていた。この公演のキャッチコピーにある、「こうもド派手でカッコいい!」の言葉通り、本当にかっこいいの一言に尽きる。
それとは対照的に、人物の心情を描く演技はとても繊細で、歴史上の人といえども、一人の人間なんだと共感を覚えるような気持ちが表れていて、強く心を打たれた。もちろん、笑える場面もいくつかあって、おなかが痛いくらい面白いのだけど、それだけではない、いろんな要素の面白さがふんだんに盛り込まれていた。
カーテンコールでは、すっかりいつもの調子で笑いっぱなし。本当に楽しくて、心揺さぶられて、帰りたくなくて、精一杯の拍手を送らせてもらった。会場全体が同じ気持ちだったのか、2度目のカーテンコールでは、スタンディングオベーション!さらに最後にもう一度出てきてくれて、深々と挨拶をしてくれた。全てが終わって、会場を出る時に時計を見たら、何と3時間近くも経っていた!
家に帰ってからも、余韻覚めやらずといったところで、心ここにあらず、家事も全く手に付かない(笑)。こうして思い返すと、どうしてもまた観たくなる。早くDVDが出ないかな。でも、やっぱり生で観るのが一番だということを今回知ってしまったので、もう一度はちょっと無理かな(笑)。
グッズ類は普段買うことがないのだけど、家紋のようなモノグラム柄が可愛くて、つい手に取ってしまったガーゼタオル。パステル調の色合いは赤ちゃんの方が似合いそうなので、娘用にしようかな。
by hananomag
| 2012-06-03 23:38
| favorite